子供への影響が大きい離婚という選択

子供への影響が大きい離婚という選択



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精神的なダメージを受ける子供

いつの時代になっても、子供というのは父親と母親を見て育っていくものです。
そんな頼れる親が離婚をしてしまった時、子供は何を思い、そしてどのような精神状態になってしまうのか理解されているでしょうか?

 

確かに離婚は当事者である夫婦の問題なのですが、言い方は悪いですが、子供がいる場合には、その子供はある意味被害者ということになります。

 

そもそも親の離婚というのは、夫婦にそれなりの離婚をする決断を迫られた事情があってこそ離婚を選択するのだと思いますが、その一方で子供にとりましては、親の身勝手以外何ものでも無いという考え方があります。

 

これは筆者の体験談なのですが、今から数十年前に、筆者が10歳だった頃に両親が離婚をしてしまいました。
当時はまだ封建的な社会の中での事だったので、筆者はその当時経済力を持っている父に引き取られることになったのです。

 

両親の離婚が成立をしてから、さらに当時20歳以上年下である父の恋人関係にあった人が、すぐに父と結婚をすることになった為に、父からお母さんと呼ぶようにと命令されました。
その頃は親に反抗する事が出来ないようなご時世だったために、筆者の子供心に随分嫌な思いをした記憶を今でも鮮明に脳内に残っています。

 

それにくわえて、多少の継子苛めもされることになりましたし、父親との親子関係も、父が老人痴ほう症を発症する以前までの間は、まるで他人と接するような関係だったのです。

 

このように実際に、親の離婚によって子供というのは大きな精神的なダメージを受けることになるのです。

 

筆者が理想とする離婚

 

全ての子供に言えることではありませんが、親の離婚を味わっている子供というのは、父母から見捨てられてしまうという不安を持ってしまい、 学業に対して頑張る気力を失ってしまい、成人を迎えたとしても人間関係を上手に保つことが困難になってしまい、さらに結婚をしても自分の親と同様の失敗をしやすい傾向にあるのです。

 

つまり両親の離婚というのは、子供達に心身共に大きな影響を与えてしまうことになるのです。
ただしその反面では、夫婦の毎日のように絶え間ない争いに子供を巻き込んでしまうのも良いことではありません。

 

離婚を決断する両親に言いたいこととしましては、実際に離婚をするのでしたら、極力離婚の悪影響を子供に対して与えないように考慮し、これは理想的なことなのですが、親の間での争いを少なくして、近くに住み、そして再婚することなく、二親とも育児に関わることなのではないでしょうか?



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