大切なのは夫婦間で話し合うこと
長い夫婦生活の中で、ズレが生じてしまい、思い切って離婚を決断するのか、それとも修復をするのか、と一人でずっと悩んでいたとしても、何も解決することが出来ません。
悩みとなっている判断基準というのは人それぞれなのですが、夫婦間におけるトラブルを一人で抱えてしまい、それを悩み続けたりしていますと、現状の解決方法としていつの間にか離婚しか選択肢が無いという思いが強くなってくる傾向にあります。
そのような時には、夫婦間だけではなく第三者の意見を聞き入れたりなどといった、少しの事で自分自身の考え方、また気持ちが全く変わってくることもあるのです。
現実問題としまして、夫婦の仲に亀裂が入ってしまいますと、相手の顔なんて見たくない、話もしたくない、などとお互い夫婦が顔を合わせる事にも困難となってしまい、その結果解決の糸口を見つけ出すことが出来ないのが現実なのです。
ただもちろん、一度冷静になって配偶者と今後のことをきちんと話し合う必要も当然ありますし、また、離婚をすることによって、本当にあなたにとって本物とも言える幸せになれる選択なのかどうかということも冷静に判断をする必要があります。
これを実現させるためには、お互いの良い面はもちろん、悪い面も全てさらけ出し、自分の意見をただひたすら言葉にして言うのではなく、相手の意見もきちんと受け入れて、じっくりと話し合いを重ねていくことが大切なのです。
遠慮せずに全てを伝える
夫婦関係なのですから、遠慮することなく自分が主張するべきことはハッキリと伝え、それを相手に聞いてもらうことが出来れば、溜っていた思いを解放することができ、もしかしたら多少考えが変わってくることもあります。
ただし夫婦双方のみの話し合いをしていただけでは、水掛け論になってしまい話が一定以上進まず、冷静な判断をすることが出来ない場合も現実にありますので、その場合には第三者に間に入ってもらうようにして、両者の言い分を客観的な立場となって聞いてもらうと良いかもしれません。
万が一話し合いすら出来ないような状況では無いようでしたら、とりあえず手紙やメールなどといったものを活用しても最初は良いのではないでしょうか。
最後に家庭裁判所の家事相談、また法律事務所に足を運んでみるのも一つの手段となります。
家事相談におきましては円満な話し合いをすることが出来るように進めていき、解決に向かうように親身になって相談にのってくれることでしょう。